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こんにちは!
柔道整復師の山田です。
前回は脳の仕組みを使って目標達成率を上げる、報酬感覚プランニングについて説明しました。
私も毎朝書いているのですが、そのおかげで朝の運動を習慣化できたり、ブログの投稿率が上がったりと効果を実感しております。
なかなか行動できないという方は、周りの人に宣言する事をおすすめします。
宣言する事で、『みんなに言っちまったしやらなければ』という心理が働き、行動に移しやすくなります。
ぜひ試してくださいね(⌒∇⌒)
それでは今回の内容にうつりましょう。
今回は、集中力を上げるための儀式について説明します。
儀式とは?
ここで出てくる儀式とはいわゆるルーティンのことです。
スポーツ選手などがこのルーティンを使っている姿が見られますよね?
例えばイチロー選手は構えの時にバットを立ててピッチャー方向に腕を伸ばす
体操の内村選手がスタート前に手でラインをなぞる
あるプロ野球選手は登板するときは、右足から家を出ると決めている
等ルーティンはトップアスリートが集中力を高める為に行われています。
何故儀式が集中力を上げるのか?
これは原始のリズムがキーポイントになります。
原始の時代は不確実に満ちた世界でした。
狩りに出ても獲物が見つかるとは限らず、気まぐれな天候の移り変わりにはなすすべもなく、いつ謎の疫病にかかるかもわかりません。
そんな先行きのわからない状況を生き抜くべく、人類は、あるシンプルな指標に目を付けました。
それが反復です。
・同じ時期で同じ場所に果実を巡らせる木
・特定のエリアで一定の周期で回遊する動物
・特定の時期に流行る感染症
不確実に満ちた世界ではこの生態や自然環境が織りなすリズムに注目しなければなりません。
同じタイミングで何度も目の前に現れる事象に注目し、より正確な予測を立てられたものだけが生き残ります。
その結果人間は反復に強く反応するセンサーが備わりました。
何度も繰り返されるものに魅力を覚え、反復に対してモチベーションを上げるシステムが実装されたのです。
反復は善にも、悪にも作用する。
善の例:一定のリズムで旋律を繰り返す音楽
音楽を聴くことでモチベーションの向上やストレス解消の効果がある。
悪の例:どれだけ事実に基づかない言葉でも、何千回となく見せつけて信じさせるフェイクニュース。
宗教やテロ組織が使っている
人間の脳はよく見かけるものは事実に違いないと思い込む性質がある。
事実でない悪にも騙されるこの強固な性質をうまく使えば集中力を上げることができる。
マイ儀式の作り方
①この動作をしたら大事な作業に取り組むと決める
②決めた手順を何度も繰り返す
このpointを満たす限り、適当な動作でも効果があると認められています。
適当な動作でもってすごくないですか?それだけ反復って力があるんですね(^^)
良い習慣を連鎖させる儀式スタッキング
最後に儀式作りの応用を説明します。
儀式スタッキングとはそれぞれの儀式に対して、さらに別の儀式を積み重ねていくテクニックです。
例:5:00になったら起床して外を15分間散歩する→15分散歩したら15分間家事をする→15分間家事をしたら→60分読書する→60分読書したら仕事に行く用意をする
このように複数の儀式を次々に重ねていくのが最大のpointです。
儀式スタッキングを作る際には
『儀式①』をやり終えたら『儀式②』をする
という文章を穴埋めしてください。
儀式が身につく期間
1つの儀式が身につく期間はいろいろな見解がありますが、
複数の研究をざっくりまとめると
1つの儀式を週4回のペースで6~8週間行う
儀式作りは、この指標をモチベーションに継続してみましょう
まとめ
・儀式で集中力がアップ
・この動作をしたらこれをすると決める
・儀式が身につくのは大体週4回以上を6~8週間続ける